感想
・大学時代に感銘を受けた〈ケンイチくんシリーズ〉を読み直したい。 ・得るものがあるかはわからない。 ・ほんとうはネット上に作者が公開していた『デカルトの密室』参考文献リストをチェックしたいが、消えてしまっているのでわからない。 ・自分の知識は…
※本記事は『アイの歌声を聴かせて』および『劇場版 イヴの時間』ブルーレイディスク特典ブックレットのネタバレを含みます。 未来、たぶん日本。 ”ロボット”が実用化されて久しく、 ”アンドロイド(人間型ロボット)”が実用化されて間もない時代。 ――『イヴ…
【※】本記事は、映画『リズと青い鳥』の内容に深く触れています。未見の方はご注意いただきますようお願いします。 saitonaname.hatenablog.com 私はあとを追いかけて力まかせに真実を吐かせてやりたいと思った。だが、それは私のやり方ではない。そう言った…
【※】本記事は、映画『リズと青い鳥』の内容に深く触れています。未見の方はご注意いただきますようお願いします。 「鳥を見ていたんです。ほら、あそこに」 ――法月綸太郎『ふたたび赤い悪夢』(講談社文庫)より 2018年4月に公開されたアニメーション映画『…
読み終わり、三時間ほど発狂していました。いまはあの、正気に戻り、鎮静剤を打ちました(だから正気です)。いまから伴名練「彼岸花」の気持ち悪い感想を述べたいと思います。小説を読み、人生でここまで打ちのめされたのは三度目くらいです(前回は円居挽…
刀と傘 (明治京洛推理帖) (ミステリ・フロンティア)作者: 伊吹亜門出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2018/11/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る まだあまり情報が出せないのですが、来年1月の第三回文学フリマ京都にサークル「ストレ…
「ほんとうの言葉は、いったん空になった船を見つけて、もう一度借りたときに生まれるのだ。」と『その姿の消し方』でつづったのは堀江敏幸であるのだけれど、自分はそのようなことばとの関わりを結べていないどころか、須賀敦子のように一トンもの塩をなめ…
きっかけは、もう二か月ほど前になりますが、ミステリ研のOB会にてリアル脱出ゲームの問題を試しにやってみたことです。挑戦したのは、「ある飛行機からの脱出」と「ある使徒からの脱出」。両方とも脱出ならず。5人が挑戦し、だいたい7割くらい回答してタ…
先日『映画 聲の形』を観、バケモノじみたカットの連続に打ちのめされてからというもの、ひと月ちかく劇場に足を運べなかったのですが、いい加減リハビリをしなくてはと思い。 映画 聲の形 オリジナル・サウンドトラック a shape of light[形態A]アーティス…
昨年のうちに読んでおこうと思っていたのですが、年末はばたばたしてしまい読めなかったので正月の読書に。DMSの機関誌『カメレオンVol.30』の個人創作についての感想を書きました。ネタバレを含んでいます。ので、気にされる方は読まれないようにしてくださ…
文字の量に比べて字が小さくて読みにくいので、レイアウトを変えた。「naname」というらしい。せっかくなので使ってみた。 先月末、大学の学園祭で販売されたDMSの機関誌『カメレオンvol.29』を読んだ。 ここ数年、だんだんと漫画雑誌のように分厚くなってい…
この3ヶ月ほど、DMSが隔週発行している(と言っている)機関誌が本当に隔週で発行していた。 とわざわざ言うのも、いわゆる文芸サークルの傾向にも「書くほう」と「読むほう」の二種類があるからだ。そしてDMSは基本的に後者のほうが強い。この『かくれおん…