- 作者: 三上小又
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/03/26
- メディア: コミック
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とはいえ、正確にどのくらい「死」について言及されているのかネットで検索してもまちまちな情報しかなく、その観測基準も明確になされていないため、じっさいに本編を読みながら数えてみました。
■死について数えるときのルール
・「死」という字が出てくる回数を数える。
・ひとつのフキダシ内に複数「死」が入っている場合は、出てきた分だけ数える(まとめて1回にしない)。
・「死」という字でなくとも、「し」・「シ」で「死」を意味している場合は1回として数える。
・フキダシ外であっても上記と同じように「死」が出てくる場合は1回として数える(登場人物の書いた言葉・台詞・文章など)。
・対象はコミックスとして刊行されている『ゆゆ式』1巻〜8巻まで(今回はKindle版をもとに計算する)。
・本編中に出てくる言葉に限定すること(カバー裏など本編外に出てくる言葉は対象としない)。
・「いなくなる」「消える」「生きていない」などといった「死」を連想させる言葉は1回として認めない。
■キャラクター別の言及割合
■計測データ結果
・死への合計言及回数は110回。
・AMAZONの情報によれば1巻あたり120ページなので、現刊行分8巻の合計ページ数は960ページ。
・960÷110=8.7272727…、言及回数をページ数で割る単純計算の統計学的マジックを使うと、およそ9ページに1回「死」について言及していることになる。つまり『ゆゆ式』は本編の約11パーセントで死について言及している漫画という過言を捏造できることがわかる*3。
・「ねえ、13.75回なんだって」
・「え、なに」
・「『ゆゆ式』で1巻あたり『死』について言及している回数。13.75回」
■言及内容について
・掲載巻・言及内容・話者がわかるようにリストアップしてPDFファイルにしました。
・Kindleでページ数を調べるのが面倒だったので、自分がわかるようにしか書いていません。備考欄からだいたいの位置を把握してくださるとありがたいです。
・下のリンクから閲覧・ダウンロードできます。ご自由にどうぞ。
ゆゆ式 死.pdf - Google ドライブ
■おまけ(『ゆゆ式』死ぬ生き物/無機物シリーズ)
・虫(1巻。ゆずこと縁のハイタッチで死ぬ)
・鱚の魂(1巻。雪の中には死んだ動物の魂が入っている)
・犬の十戒って映画(2巻。『私と犬の10の約束』と思われる。犬が死ぬ映画)
・宇宙犬デジク(2巻。ソ連の犬。2回目の大気圏外への飛行で死ぬ)
・リボる婆(5巻。ゆずこ「残弾数が少ない」)
・ゴリラ(5巻。心臓に負担がかかると死んだりする)
・月探査機グレイル(5巻。ミッション終了後、月面に衝突破壊)
・カニ(6巻。唯の死んでからの評価「おいしい」)
・熊(6巻。熊殺しの呪い)
・グッピー(7巻。握ったら死ぬ)
・唯(7巻。小説の登場人物。死ぬ)
・うさぎ(7巻。さみしいと死ぬ)
・虫(8巻。ゆずこのハンカチに挟まれて死ぬ)
・親戚のおじさん(8巻。組織のお歳暮として耳を切り落とされる)
※Kindleにはコミックスの文章検索機能がないため、人力でリストアップした「死」を表に打ち込んで計算しています。抜け・漏れ・誤字脱字などあればご指摘ください。
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2015/11/26
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*1:学園生活を描きながら文化祭などのイベント事などをメインに描写することはなく、ひたすら教室・部室・個人宅での日常会話を描いている。
*2:2015-07-30 - 粉2016-04-29 - 粉
*3:1ページ中に「死」が複数回出ることはザラなので、本来はもっと低い割合になるはず。